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古くて価値ある本を売る

古い本というのは、ときにたいへん高価のある本となります。三文小説や、ぜんぜん売れてないし、知名度もない漫画家のコミックなら話は別です。どれだけ古くても、ただ「古い」という特徴しかありません。誰も欲しがらないし、触りたがりません。しかし、芸術的・学術的、あるいは「レア」な本となると話は違います。研究者やマニアが、のどから手が欲しがるほど、そうした本を欲しがります。

私の父の本棚には、教科書にも名前が載っている小説家の古い本があります。すごく古い本です。本は日焼けしているし、ボロボロになっています。でも、ガラス戸つきの本棚に、大切にしまわれています。父の言うところによると、それはその本が発売された当初の本なのだそうです(発行年月日を見てみると、確かにそうでした)。父はそれを、ゴミ捨て場から拾ってきたと言っていました。「どれだけ価値があるか、わからずに捨てたんだ、持ち主は」と言っていました。なるほど、そのような古くて汚らしい本を、ゴミ捨て場から拾ってくるという発想は、普通なら起きないものですが、そこに学術的な価値が見いだされた場合、そんな外見的・環境的要因は、意味がなくなっています。研究者やマニアは、古くても価値のある本を手に入れるためには、いくらでもお金を積んでしまいます。 

持っている本を手放そうとするとき、その本が価値ある本なのかどうか、確認してみるようにしましょう。もしそうなら、「古いから」という理由で投げ売りするのはもったいないです。東京には高く売ってくれる古本屋があります。